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2024年9月発売のiPhone 16 Proを購入したので、今まで使っていたiPhone 14 Pro Maxからの2年越しの比較としてレビューしてみます。
今回購入したiPhone 16 Proはカラーが新しいデザートチタニウムカラーです。
新色となるデザートチタニウムは側面がゴールドで触っても指紋がつきにくい構造になっているのが良いですね。
背面はアイボリーでホワイトにも見える配色でどちらかというと女性に人気がありそうなカラーです。
手触りは背面ガラス部分はサラサラ、そしてサイドのチタン部分もアルミに近い質感ではありますが触り心地が良いです。
iPhone 14 Proではサイドを触ると指紋や皮脂のベタベタ感がありましたが、iPhone 16 Proはそれが全くありません。
カメラの出っ張りはそこまで主張がなく、ケースをつければスッキリすると思います。
デザイン自体はiPhone 15 Proからは大きな変化はありませんが、Maxを選ばずとも5倍光学ズームが使えるようになっています。
私は最大ズームが使いたくて当初光学3倍ズームのiPhone 14 Pro Maxを選んでいましたが、サイズ的には大きすぎたので小型のProでもMaxと同じズームが使えるようになったのは素直に評価したいところです。
iPhone 16シリーズから使えるようになったカメラコントロールボタンはカメラが即時に起動し、なぞるだけでズームができる画期的な物理ボタンです。
他のボタンと比べると突起が抑えられておりブラインドで操作するには慣れが必要ですが、ワンタッチで素早くカメラが使えるようになったのはありがたい機能の一つです。
iPhone 16 Proの付属品はケーブルとSIMピンと非常にシンプル。
またACアダプタはiPhone 12シリーズから廃止されているので今更感ではありますが持っていなければ自身で用意が必要です。
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特にこのUSBタイプCのケーブルはiPhone 15から編み込み式の素材に変わっており、従来よりも自在に曲げやすくなっているのも大きな特徴。
このケーブルはアップル公式のアクセサリとして2mバージョン(4,780円)も販売されており、最大240Wの充電に対応しUSB 2の速度でデータ転送ができるものです。
ただしiPhone 16 Proの最大のデータ転送速度(USB 3の10Gb/s)を活かすなら純正なら「Thunderbolt 4(USB‑C)Proケーブル(1 m):9980円」が必要です。
高速データ転送10Gb/sを使うなら以下が安いです
iPhone 16 ProはそもそもUSB 3対応なのでそれに合わせたケーブルを販売してほしかったのが正直な印象です。
iPhone 16 Proは15 Proよりも0.2インチ大型化しており、画面側のベゼルがさらに狭くなりディスプレイの占有率が大きくなっています。
上がiPhone 14 Pro Max、下がiPhone 16 Pro
iPhone 14 Pro Maxと比べるとiPhone 16 Proの画面の占有率が若干ではありますが広くなっているのがわかります。
流石にMaxと比べると画面の情報量は多少少なくなりますが、ズーム機能に差がなくなってMaxから通常のProサイズへ移行する方も多少なりともいるのではないでしょうか。
私は14 Pro Maxのサイズ感は2年使ってみて「大きすぎる」と感じていたので、通常のProサイズの手のひらの収まり感の方がやっぱり安定するなと思います。
iPhone 15は購入してレビューしていましたが、嫁さんが使用してた事によって私は14 Pro MaxでLightningで我慢している状況でした。
iCloudを経由して撮影したシネマティック動画や写真などの同期がなかなか素早く完了しない場合などはUSBタイプC(USB 3)による最大10Gb/sによるデータ転送は業務的に助かります。
30分近い撮影動画も瞬時にMacBookへの転送が完了しますし、iCloudの同期速度に不満がある方はこの恩恵はかかりしれないでしょう。
既にiPhone 15 Proシリーズを使っている方はアクションボタンの機能を活用しているかと思いますが、よく使う機能をワンタッチアクションで呼び出せるので重宝しそうです。
最初はボリュームボタンと間違えがちですが、ロック解除をまたずにワンボタン長押しで起動できる操作は非常にありがたいですし、ショートカットを駆使すれば好きなアプリも起動できるようになります。
今までだと「画面タップか電源ボタンを押して画面を表示」▶「ロック画面にあるカメラボタンを長押し」という2アクションの動作が必要だったのが、カメラコントロールボタンのお陰で1アクションでロック状態でもカメラ起動ができるのは何気にありがたい機能です。
カメラコントロールボタンの位置がもう少し右だったらという声が多いようですが、慣れ次第かなと思います。
私の場合、子どもが面白い行動をとった時にすぐに写真や動画を撮りたいので、このカメラコントロールボタンによる即時起動からの撮影はかなり助かります。
その他にも軽く押し込むとズームに始まりダブルタップで露出、被写界深度、トーン、スタイルなどに切り替えをすることも出来ます。今後のアップデートでは半押しでのフォーカスにも対応するようです。
今までの癖で画面タップからのカメラアイコンを押しての起動をやってしまいますが、この即時カメラ起動が慣れ次第では最強の扱いやすいボタンになるのではないかと思います。
ナイトモード撮影
基本的に写真も動画も細かな設定をせずにオートで撮影していますが、iPhone 14 Pro Maxから比べると大きな進化は感じません。
ゴーストフレアもどうかな?と思いましたが多少の軽減となっていますが、あまり変化はないような・・・
0.5倍(超広角)
1倍(広角)
2倍(光学ズーム)
5倍(光学ズーム)
25倍(デジタルズーム)
5倍までの光学ズームと最大25倍のデジタルズームにも対応。これに関してはiPhone 14 Pro Maxから乗り換える恩恵はあるかなと思います。
iPhone 14 Pro Maxの最大ズーム
iPhone 16 Proの最大ズーム
iPhone 14 Pro Maxと比較しても最大ズーム15倍▶25倍まで可能になっているので、明る場所であればある程度は使える機能ではあります。
逆に3倍望遠はデジタルズームになってしまうので、iPhone 15 Proから乗り換える人で3倍ズームの距離感がちょうど良いという方には注意が必要になります。
iPhone 16 Proポートレートモード
人物撮影でよく使うポートレートモードはいい感じに撮影が相変わらずできるのは間違いありませんが、正直あまり進化していないなーという感想です。
メイン広角のレンズがiPhone 14 ProやiPhone 15 Proからもスペック的に大きな変化をしていないのが要因かと思いますが、
iPhone 16 Proマクロ撮影
マクロは広角レンズの48MPでの撮影が可能な距離であれば綺麗に撮影ができますが、超広角レンズの48MPマクロに切り替わってしまうとちょっと絵が潰れて正直綺麗には撮影ができません。
一番綺麗に撮影できるのは広角レンズでの撮影なので、iPhone 16の方がより近い場所で広角レンズを使わずに撮影ができるというメリットがあるので、距離感によっては劣化画質になるケースがあります。
iPhone 16 Proを使ってみた感想ですが、2年前のiPhone 14 Pro Maxからはアクションボタン、カメラコントロールボタン、USBタイプC、5倍光学ズームなどの恩恵はあります。
ただしそれ以外では画質自体の大きな向上はなく、今後に来るアップルインテリジェンスなどのAI機能に期待するしかないでしょう。
iPhone 11、iPhone X、iPhone 12、iPhone 13あたりからの乗り換えであればかなりな進化を体感ですますが、二世代前ぐらいからの乗り換えは正直あまり感動を感じるポイントは少ないなと思いました。
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