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音楽楽器の大手メーカーとして有名なヤマハ(YAMAHA)からようやく登場した初の完全ワイヤレスイヤホンシリーズの第一弾「TW-E3A」です。
価格は1万以下でありながら最大24時間(ケースバッテリー込)再生が可能で、サウンドバランスを自動調整してくれる「リスニングケア」で耳への負担を抑えてくれる機能も搭載。
[kjk_balloon id=”1″]このヤマハのワイヤレスイヤホン「TW-E3A」の実機をレビューし他社ワイヤレスイヤホンとのサウンド・マイク音声・使い勝手をチェックしていていきます。[/kjk_balloon]
ヤマハのワイヤレスイヤホンの中では2019年に3つのシリーズを発表しており、「TW-E3A」「TW-E5A」「TW-E7A」の中の一番リーズナブルなシリーズです。
シリーズ | 参考価格 | 特徴 |
「TW-E3A」 | 8,000円 | リスニングケア 24時間バッテリー IPX5相当の生活防水 |
「TW-E5A」 | 16,500円 | リスニングケア 24時間バッテリー IPX5相当の生活防水 アンビエントサウンド |
「TW-E7A」 | 未発売 | リスニングケア 24時間バッテリー IPX5相当の生活防水 アンビエントサウンド アクティブノイズキャンセリング ワイヤレス充電(Qi規格) |
その中では一番グレードが低く、今話題のノイズくキャンセリングやワイヤレス充電には対応していませんが、1万円を下回る価格帯を考えれば必要十分の性能を兼ね備えています。
パッケージはまさに音楽のヤマハであるということを全面にアピールしています。
本体はUSBタイプCで充電ができるようになっておりMicro USBではいのは評価できますが、ワイヤレス充電がないのは残念。
本体ケースはマットな質感で他のワイヤレスイヤホンと同様でコンパクトです。
ケースと中身のイヤホンにはヤマハのロゴがあしらわれており、ヤマハファンの方には嬉しいワンポイントロゴになっていると思います。
ブラックカラーを今回選択しましたが、特に目立たずカラーはブラックの他にホワイト、スモーキーピンク、スモーキーブルーのカラー展開があります。
はケースも含めて51gと軽量で持ち運びには苦になりません。ただし長方形な弁当箱のような形状のケースなので平たいAirPodsケースなどと比べるとポケットに入れた際にはちょっと膨らんでしまいますね。
「TW-E3A」の右イヤホンを取り出しヤマハロゴの部分をカチっと長押しすることで赤と青の交互点滅になればペアリングが可能となります。
そして接続後には必ず「Headphones Controller」アプリをインストールしましょう。このアプリが今後のサウンドの視聴感覚を左右します。
ケースに収納されているイヤホンを耳に装着してからのBluetooth接続は非常にスムーズに接続がきるのでストレスフリーです。
イヤホンはイヤーピース部分をそのままシンプルに耳へ押し込むような形となっており、装着時はカナル型イヤホン特有の圧迫感は感じます。
[kjk_balloon id=”1″]もしもカナル型を長時間つけていて毎回耳が痛くなるような人は要注意です。[/kjk_balloon]
[kjk_balloon id=”1″]とはいってもAirPodsのインナーイヤー型などの「すぐに外れそう」という感覚はまったくないですし両耳装着すればちょっとしたノイズキャンセリングのような密閉感はあります。[/kjk_balloon]
実際に他のワイヤレスイヤホンの視聴もじっくり試してきた今までの経験からですが、「TW-E3A」低音と高音をバランス良く聞かせるサウンドでこの価格帯では十分だと感じます。
ですので「もっと迫力があるサウンドに切り替えたい」という人はこのリスニングケアをOFFにすれば奥行きの迫力のあるサウンドに切り替わります。
[kjk_balloon id=”1″]そしてカナル型で完全に密閉されているからこそのこのサウンドと、ヤマハが低価格帯シリーズでもこのようなサウンド調整を行ってきたのはすごいことだと思います。[/kjk_balloon]
次に通話におけるマイクやトークの音声品質について複数の友人やスタッフに査定をしてもらいました。
ヤマハの「TW-E3A」は初めてのワイヤレスイヤホンの方なら許容できるとは思いますが、今までAirPodsなどで通話などを行ってきた人からするとマイクを使った音声品質は逆に非常に悪いです。
[kjk_balloon id=”1″]ですのでこの「TW-E3A」を使っての音声通話の品質には期待しないでください。あくまでもミュージックのリスニング用としては優秀なだけにちょっと残念なポイントでした。[/kjk_balloon]
こちらのマイク品質については上位機種にあたる「TW-E5A」や「TW-E7A」ではしっかり調整されているんでしょうね^^;
今まで使ってきたワイヤレスイヤホンとの低音域と高音域のサウンドについて比較した結果をまとめると以下のようになります。
メーカー別 | 中低音域 | 高音域 |
「TW-E3A」 ヤマハ |
★★★ | ★★☆ |
Soundcore Liberty Air 2 (Anker) |
★★★ | ★★☆ |
WF-SP800N (SONY) |
★★★ | ★★☆ |
AirPods Pro (Apple) |
★★☆ | ★★★ |
AirPods (Apple) |
★☆☆ | ★★☆ |
ノイズキャンセリングがない点やサウンドイコライザーで調整できない部分、長時間の装着の耳への負担などを省けばサウンドが非常に優秀なのでこの価格帯での満足度は高いと思います。
マイクの音声品質についてはZOOMやLINE通話などで複数の友人やスタッフにワイヤレスイヤホンを通した音質、聞き取りやすさなどを評価してもらっています。
メーカー別 | マイク音質 |
「TW-E3A」 ヤマハ |
★★☆☆☆ |
Soundcore Liberty Air 2 (Anker) |
★★★☆☆ |
WF-SP800N (SONY) |
★★★★☆ |
AirPods Pro (Apple) |
★★★★★ |
AirPods (Apple) |
★★★★★ |
通話におけるマイク品質は複数の方の評価を確認してもAirPods ProやAirPodsシリーズが圧倒でした。
しかも外での通話時には外部の余計な音を拾ってしまうのも「TW-E3A」と「Soundcore Liberty Air 2」の低価格帯のワイヤレスイヤホンのコストにおける限界な部分なのかと感じています。
[kjk_balloon id=”1″]もしもテレワーク・リモートワーク用途やメインが通話マイクとしての利用を想定しているならこの「TW-E3A」は選択肢から外しておいた方が良いでしょう。[/kjk_balloon]
とは言っても「TW-E3A」は価格1万円以下のワイヤレスイヤホンなので2万〜3万近くするワイヤレスイヤホンと比較するはお門違いではありますので同じ価格帯の「Anker Soundcore Liberty Air 2」と比べてみました。
外観は右側の「Anker Soundcore Liberty Air 2」の方がスリムで男性はポッケに忍ばせやすいでしょう。そして、外観以外の評価は以下となります。
スペック | TW-E3A | Soundcore Liberty Air 2 |
価格帯 | 8,000円前後 | |
バッテリー時間 | ケース含め24時間 | ケース含め28時間 |
ワイヤレス充電 | ✕ | ◯ |
耐水 | IPX5 | |
装着感 | ★★☆ | ★★★ |
サウンド | ★★★ | ★★☆ |
マイク音質 | ★☆☆ | ★★☆ |
この両者の比較するとサウンドは「TW-E3A」が良いのですが、それ以外の機能は「Anker Soundcore Liberty Air 2」が優れています。
また「Anker Soundcore Liberty Air 2」も全然音声は負けてはいませんのでバランスを取るのであれば「Anker Soundcore Liberty Air 2」が私的におすすめです。
「TW-E3A」を数週間使ってきた感想ですが、いろいろな音楽や映画、動画配信サービスを使った感覚ではサウンドのバランスもよく、リスニングケアのON、OFFだけでも十分な音質を楽しめます。
反面、マイク周りの通話品質はあまり良くなく通話メインで使うイヤホンにはあまりおすすめできない結果となりました。
とは言っても3千円〜5千円台の低価格路線のワイヤレスイヤホンを購入して物足りないサウンドや品質で後悔するよりは、国内メーカーで安心のヤマハのワイヤレスイヤホンの満足度の方が高いでしょう。
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