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2020年4月に発売となったiPhone SE(第2世代)の実機をレビューします。
何度も出る出る詐欺が囁かれながらもいざ登場したiPhone SEは多くの方の「これはSEじゃねぇ」という声が多く上がった反面「めちゃコスパいいじゃん」という喜びの意見も出ています。
様々な意見がありますが、ここでは旧iPhone SEを用意して実際にどれくらい変化があったのか、そして第2世代となるiPhone SEはどういう立ち位置になるのかレビューしていきます。
※全体的に眠いような淡い写真映像で申し訳ありません(・∀・)
アップル製品は今まで幾度となく購入しては開封を繰り返してはきましたが、毎回ピカピカな外箱を見ると毎度テンションが上がってしまう不思議。
iPhone史上今までにないほどコスパが良く最強の廉価版となっているiPhone SEですが、外箱はいつもどおりのずっしりとした高級感がある佇まいです。
開封レビューはYouTubeあたりを見たほうがわかりやすいでしょうし、同梱物については相変わらずなので割愛します。ここではサクサクとレビューをしていきます。
今回私が購入したiPhone SEのカラーはホワイト(白)です。赤、ブラック、ホワイトの3色の中では一番指紋が目立たないカラーです。
またこのiPhone SEは今までのiPhoneの6、7、8よりも発売当初の価格が大幅に値下げされているのにもかかわらず、同等の質感で背面がガラス、側面はアルミをあしらった妥協がないボディです。
1点だけ今までのホワイトカラーと異なるのが6、7、8シリーズではホワイトやシルバーカラーは正面のベゼルカラーも白でしたが今回はベゼルは黒のみです。
前面のベゼルが白いiPhoneを探したらこんなものが出てきました笑。そう、この白ベゼルではなく今回のiPhone SEは赤、黒、白どれを選んでも黒ベゼルになるということです。
前面ボディのベゼルも黒になったことにより没頭感もあり、画面オフの状態は一枚板のようになるのでこの変更は私はいいのではないかと思いますが、白ベゼルの個性や遊びココロは少し減ったのかなと思います。
充電ケーブルは相変わらずLightningケーブルで充電を行うので今まで使っていたiPhoneの充電ケーブルを使いまわすことができます。
ただし、いい加減パソコンやAndroidで採用されて幅広く使い回すことができる【タイプCケーブル】してよ!!という声が多く聞こえるのも事実ですが、流石にiPhone SEは廉価版の位置付けなため、期待するのであればiPhone 12?もしくは1年、いや2年後にどうなっているかですね。
4年後のiPhone 15からようやくタイプCに対応
iPhone SEのサイズ感を気にしている方は多いと思います。
本体はiPhone8と本当に同じなのであまり大きく変化があるわけではないのですが、手のひらに収まる最大のギリギリサイズで【ちょうど良い】んです。
これ以上小さくても画面が小さく感じますし、これ以上大きくなると長時間片手で持つと腕が疲れてしまう重量感になるのでこれ以外のちょうどよいはAppleユーザーには見つからないでしょう。
iPhone5、6、7あたりを使っている方には自然な乗り換えができますが、旧iPhone SEを使っている方には多少の戸惑いを感じてしまうサイズ感かもしれません。
それでも価格帯・サイズ感・iPhone8から追加された機能を含めるとiPhone史上一番コスパに優れたiPhoneなのは間違いないです。
このiPhone SEは2,980円でLTE回線が使い放題で話題となっている楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」でもしっかり動作してくれました。
iPhone XSやXR、そして11や11Proでは利用ができるのですが、Touch IDに対応したiPhone6、7、8では動作しなかったでこの対応は嬉しいでしょう。
iPhone SEで楽天モバイルを使うにはnanoSIM(物理SIM)の場合はSIMを差し込んで「設定」>「モバイル通信」>「通話のオプション」>「音声通話とデータ」>「LTE,VoLTEオン」にチェックを入れることで利用できるようになりました。
この格安iPhone SEと格安で楽天回線エリアが使い放題になる楽天モバイルとのセットがこのiPhone SEを使うには最強だと思います。また電話番号を2つ設定したい方は楽天モバイルをeSIIMで契約するのが良いですね。
この小さい個体にiPhone 11と同じチップが採用されているので当然ながらグラフィックが高いゲームでもカクカクならずサクサクと動いてくれます。
同等の処理性能のスマホと価格 | |
---|---|
iPhone SE | 4〜6万円 |
iPhone 11 | 7〜9万円 |
Galaxy S20 | 9〜10万円 |
Xperia 1 II | 11〜12万円 |
AQUOS R5G | 12〜13万円 |
これはAndroidだとSnapdragon 865を搭載したスマホと同等の処理能力となるので、今では5Gに対応しているGalaxy S20(約10万円)Xperia 1 II(約12万円)AQUOS R3(約13万円)これらのスマホと同等の処理をできるチップがこの4万〜5万円のiPhone SEの中に入っているということ自体がスゴイことです。
得に高グラフィックなゲームアプリで遊ぶ方なら、カメラ機能やディスプレイなどを除けばコスパに優れたiPhone SE一択と言っていいレベルですね。
これほどの処理能力と機能を備えたのにも関わらずこの価格帯で出せるAppleの戦略に多くの方がびっくりしてるでしょう。
iPhone 11 Pro MAX | Galaxy S20 | iPhone SE |
---|---|---|
本体:119,800円 | 本体:97,460〜133,280円 | 本体:44,800円 AirPods:22,800円 iPad:32,800円 |
合計:119,800円 | 合計:97,460 〜133,280円 | 合計:100,400円 |
例えばiPhoneのフラッグシップのiPhone 11 Pro MaxとAndroidのフラッグシップのGalaxy S20の価格と比べるとiPhone SEならAirPodsとiPadを追加で購入してもお釣りが出るレベルです。
最近では10万円ほどのお金を出さないとそれなりにサクサク動くスマホが手に入らないとい言われてる時代にこのiPhone SEは低価格Androidスマホにとってもかなりの驚異になります。
iPhone8からは外観が全く変わっていないので比べてもしょうがないので、今回のiPhoneのネーミングに素直に従い「初代iPhone SE」と「iPhone SE(第2世代)」を比較していきます。
並べてみると大きく変わっているのはまず一目で分かりやすいサイズです。
旧型iPhone SEは4インチに対し、新しいiPhone SEは4.7インチです。
これは正直多くの方が旧iPhone SEのサイズ感を残したままアップグレード版を期待していたはずですが、儚くもその思いは届かなかったですね。
これで4インチの手のひらサイズを出さなかったのは結局「4.7インチサイズの方が需要があったから」でしょう。もしも4インチを望む人ばかりなら4インチサイズを出しでしょうし世界的には求められてなかったということですね。
背面を見ても一目瞭然です。旧SEと比べると新型SEの方が細長くスタイリッシュにも見えます。
旧型SEと厚みを比べると新型SEは薄いです。
どちらも持ちやすさ、そして軽さがあるのですが手が小さい方はいくら薄くても旧型の方が好みでしょうし、バランスを考えると新型SEであり、どちらも良い点があります。
また旧型iPhone SEには存在していたイヤホンジャックも今回のiPhone SEからは廃止されていますが、その代わり耐水・防塵仕様になっており機能向上とトレードオフになっています。
最近ではワイヤレスイヤホンがかなり普及してきていますし、煩わしい有線ケーブルから開放されるのはかなり良い体験だと思います。
変わったのは外観やサイズだけではなくて初代iPhone SEから大きく変化している点はその処理性能の高さやカメラも変更されています。
ちなみに5.8インチのiPhone 11 Proと比べるとiPhone SEは若干小さいというレベル。それでいても薄さもiPhone SEの方が際立って細いです。
次に初代iPhone SEと第2世代iPhone SEのカメラでの撮影写真を比較してみます。
実際に比較すると初代iPhone SEは白飛びし無理やり明るく撮ろうとしている感じがあります。逆に今回のiPhone SEは若干暗いですが暗所もクックリしている感じです。
拡大すると今回の第2世代iPhone SEの方が繊維が細かに残っています。
次に暗所での撮影です。どちらもナイトモードなどが搭載されていないのでフラッシュをオフにすると写真が暗くなってしまいますね。
拡大してみるとこちらも初代iPhone SEはくっきりさが失われて潰れてしまっています。やはり新型iPhone SEの方がカメラ性能も向上しているようです。
iPhone8と同等のカメラ性能ではあるので初代iPhone SEから進化しているのは間違いないでしょうし今回のSEにはアウトカメラでもインカメラでもポートレートモードが使えます。
ただしiPhone SEのポートレート機能は人物ではない場合は「誰も検知されませんでした」と表示され背景ボケが行われません。
iPhone 11やiPhone 11 Proでは人物以外の物撮りでもこのポートレート機能が使えるのですが、ここは差別化してきたのでしょう^^; 物撮りが多い方でポートレートを使いたい方はiPhone 11以降が良さそうですね・・。
とは言ってもiPhoneのカメラはどの最高グレードのiPhoneじゃなくても販売されてるiPhoneはどのグレードでも基本的に綺麗に撮影できるので、日常をさり気なく写真に撮っておきたい程度の方には全然iPhone SEでも十分すぎますよ。
今回のiPhone SEはネット通信を行うためのLTE通信とWiFi通信の規格が初代iPhone SEとiPhone8よりも優れています。
LTEは「ギガビット級LTE」でWiFiは2019年に新基準となった「Wi-Fi6」が搭載されています。
格安SIMのLINEモバイルを使ってLTE通信の速度を測定してみましたが、今回のiPhone SEは同じLTE回線を使っているのにも関わらず4倍以上の下り速度の差がついています。
「本当に格安SIMなの??」というレベルですよね。明らかにこれはiPhone SEに採用されたギガビット級LTEの機能の恩恵がありますね!
次は自宅の光回線にWiFi(無線)で接続し、その速度を比較してみました。
ちなみに私が自宅で使っているのは1Gbpsの光回線にWiFi6対応の【Archer AX10】というルーターを使っていますが、このWiFiの速度でも差が出ました。
アプリやブラウザを使ったネット通信や動画を見る場合でも初代iPhone SEはよりも今回のiPhoneSEが圧倒的に高速になっていることがわかりますし、本体が同じiPhone8よりも着実に機能が向上していると言えます。
内容だけ見ていくと、今回のiPhone SEは処理性能が高く多機能なのに価格が安いので「いいとこばかり」が目についてしまいますが、正直ダメな部分もいつかあります。
現在iPhone 11 Proメインで使っている私がこのiPhone SEに対して思ったデメリットがいくつかあるのでそれも紹介していきます。
iPhone 11 Proを普段使っているので使ってから余計に感じるかもしれませんが、iPhone SEは案外バッテリーの減りが早く感じます。
例えばiPhone 11 Proは20%の電池残量で夜就寝しても、朝起きるまで(約8時間)バッテリーが持つのに対してiPhone SEは同じ残り20%の電池残量で朝起きると電源が落ちていました。
同じA13チップを積んでいるせいもあってか、元々バッテリー容量がiPhone 11やProよりも少ないiPhone SEではバッテリーマネジメントがうまく行われていない可能性があります。
これに関しては今後のアップデートによって改善が行われる可能性がありますが、基本的にスマホのバッテリー時間を重要視されている方は1.5倍近くバッテリーが持つiPhone 11や11 Proの方がおすすめできます。
とは言っても、常にモバイルバッテリー持ち運ぶ方や充電器をバッグに忍ばせてる方はあまり気にしなくて良い問題でもありますけどね^^;
iPhone SEはディスプレイ前面にある黒いベゼル部分が今どきのApple、Androidスマホと比べると非常に太く、ディスプレイ部分の所有面積が小さく古臭く感じると共に映像などの没入感が少なくなっていしまいます。
これはどうしても低価格で売るためのコストカットのためしょうがないのは分かりますが、多少値段が高くても「小さい個体に全面ディスプレイ」を望んでいたApple信者からすれば残念な部分ではありますね。
このバッテリーと画面部分の2つがかなり気になるデメリットではありましたが、カメラ機能もそこそこ良く全体的に絶妙なバランスを取ってきたiPhoneには間違いないのでこの部分があまり気にならない方には全然おすすめできます。
初代iPhone SEと細かく比較してきましたが、指紋認証に対応したiPhoneの8とも合わせて今回のiPhone SEの変更点(向上した機能)をまとめると以下のようになります。
iPhone SE(第2世代)で変わった点
iPhone8から変わらない点 | 本体の外観がほぼ一緒 | |
---|---|---|
ディスプレイ解像度 | ||
Lightningケーブルの充電 | ||
初代iPhone SEから変わった点 | イヤホンジャックが無くなった | |
画面が大きなり厚みが薄くなった | ||
ワイヤレス充電に対応 | ||
Apple Payが使える | ||
耐水・防塵に対応 | ||
カメラ機能が向上+ポートレート | ||
iPhone8から変わった点 | ポートレート機能が向上 | |
フロントカメラの機能向上 | ||
WiFi6に対応 | ||
LTEがギガビット対応 | ||
処理性能チップがiPhone 11と同等 | ||
eSIMに対応してデュアルSIMが可能 | ||
3Dタッチが感覚タッチへ変更 |
iPhone8の本体をそのまま再利用することでコストを下げることができ、中身はiPhone11並のスペックを搭載し、初代のiPhone SEから大幅に機能が向上したiPhoneということになります。
ですのでiPhone8ユーザーでもiPhoneSEユーザーやその他の5、6、7、またXやXRなどを持っているユーザーにもおすすめできるコスパに優れたiPhoneということがわかるでしょう。
ただしiPhone 11やiPhone 11 Proと大きく違うのはカメラです。シングルレンズとトリプルレンズで大きくカメラ性能が異なるのでよりきれいな写真を撮りたいならiPhone 11が2〜3万円ほど背伸びすれば届く価格帯になります。
第2世代となったiPhone SEを触って使ってみましたが「大半のiPhoneユーザーはこれで十分すぎる」という結論になりました。
iPhoneSE(初代) | iPhone8 | iPhoneSE(第2世代) | |
---|---|---|---|
チップ | A9 | A11 | A13 |
総合スコア (AnTuTu) | 144901 | 334893 | 499409 |
GPU グラフィック (AnTuTu) | 46864 | 103532 | 186079 |
発売日 | 2016年3月 | 2017年9月 | 2020年4月 |
発売当初の価格 (※税抜) | 64GB:64,800円 | 64GB:78,800円 | 64GB:44,800円 |
今回の比較対象となるであろう初代iPhone SEとiPhone8と比べても処理性能が確実に上がっているのにも関わらず、発売当初の価格設定は明らかに安くなっているという逆転現象が起きている状況です。
もちろん処理性能だけではなく、今まで使っていた格安SIMやモバイル回線のLTE通信もより高速なものに向上しアプリの動作もネット通信の速度もサクサクです。
それらをまとめれば正当進化した低価格iPhoneなので幅広い人に「とりあえず全部入りで安いスマホ」としてAppleユーザーが自信を持って友達にもおすすめできるものが出たなと感心しています。
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③問目.契約しているスマホの会社は?
③問目.契約しているスマホの会社は?
④問目.格安SIMはどこの会社?
④問目.格安SIMはどこの会社?
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